所在地:米国、サンフランシスコ
様式:コンテンポラリー
建材:鉄、銅板
設計:Herzog & de Meuron (ヘルツォーグ・アンド・ド・ムロン)
数多くの建築において革新的なクラッディング技法を用いるジャック・ヘルツォーグとピエール・ド・ムーロンのコンビによるプロジェクトのひとつです。
*クラッディング…建物の外装(サッシ、外壁、バルコニー、屋上)、外皮以外の住戸区画(共用廊下側区画壁と玄関脇)、共用廊下、共用階段など。
多様な文化の交流が求められた。多様なものが出会い、交わり、あるいは特異な文化の形態の中に隠れた近似性が視覚化され形とされる場を提案した。そして、芸術作品の背景やその進化の違いを反映するような、異なるタイプの展示空間を定義することを試みている。
この美術館では固定された壁や上部からの光を用いた伝統的なプロポーションの空間やギャラリーを提案している。
建物のデザインにおいては、パヴィリオンのように公園内に分割するというH&deM独自の形態を考えている。文化の多様性を表現するために各々の建物に異なるコレクションを配置している。そうすることで、多様な建築的内容をもちつつも、ひとつの屋根の下に相互関係をつくりながらすべての構成要素が配置されることがより意義深いことが明確になった。H&deMは、手の指のようにいくつかに分かれた広がりのあるひとつの構成を考えた。建物を三つの平行な帯(あるいは指)の形態とすることで、公園が空間をうめ、内側に庭を持つ新たな建物の中心部へとあらゆる場所から到達することができるようになる。また、自然、木々、植物、そして水が、さまざまな形態により建物に不可欠な要素としての役割を担っている。
そして、さまざまなテクスチャーによって様々な建築の表情を見せている。
まだまだドゥ・ヤング美術館の魅力はあるが、書いているときりがないのでこのへんで…笑
とりあえず、簡単な経緯とデザインプロセスだけ書きました。
近頃、書く機会を逃してしまってたので、久しぶりですみません。
またこんなことあると思いますが、あしからず。
コメントいただいたように、時間といい作品があれば、新建築などのほうも書いていけたらなと思います。
では。K